小説で読んだお店発見!千駄木倶楽部

1月16日のブログでご紹介した通り、こないだ、
小川糸さんという作家さんの「喋々喃々」という小説を読んで、
その舞台になってる東京台東区の「谷中・根津・千駄木」を
散歩しに行った。

で、そこで発見した「千駄木倶楽部」をご紹介。

この方のブログにケーキの写真がありました!

http://yanesen7.blog105.fc2.com/blog-entry-132.html

主人公の女性が、谷中銀座商店街まで買い物に来て、
その帰りに一人で「千駄木倶楽部」お茶をしている・・・
すると、意中の彼が前の道を通って・・・っていう形で
小説に登場しました。

不忍通りを、不忍池(上野公園にあるね)の横からず〜っと
北上した、その通り沿いにある喫茶店

谷中周辺には、和風やアジアンの喫茶店が多くあって、
こういう普通の喫茶店は珍しいとか。

そんなに広いお店ではないけど、1階と2階があって、
2階には、赤いソファーが並んでたり、レトロなテーブルと椅子が
あったり、壁には洋画が飾られてたりして、
ちょっと素敵な一軒家カフェ、ですね。



団子坂と不忍通りの交差点にあって、交通量も結構多いけど、
車の音は全然聞こえませんでした。
静か〜にお茶できる喫茶店ですね。

お店の奥は個室っぽくなっているんだけど、
窓に面してる席もあって、とても明るかったです。


団子坂っていうのは、昔に坂の下にお団子屋さんがあった
からそう名前がついているそうな。

団子坂は、多くの文芸作品に登場している有名な坂だそうです。
(私は知らなかった・・・)

江戸川乱歩の「D坂殺人事件」
・団子坂の上に住んでいた森鴎外の「青年」
二葉亭四迷の「浮雲

などなどがあるそうで、正岡子規さんは、
『自雷也もがまも枯れたり団子坂』と団子坂の菊人形の様子を
詠んではるとか。

森鴎外はこの団子坂の上に住んではったらしくて、
その近くには夏目漱石も住んではって、夏目漱石の作品の中にも
しばしば団子坂の名前が出てくるそうです。

いやぁ、守備範囲外なもんで、恥ずかしながら全く知りませんでした(笑)

暖房が強くて、思わずアイスコーヒーにしました。
今年初のアイスコーヒー。