やっぱり恐ろしい・・・新堂冬樹!
久々に「新堂冬樹」を読んだ。 私が好きな作家さんの一人。
新堂冬樹
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%A0%82%E5%86%AC%E6%A8%B9
前にも紹介したと思うけど、新堂さんの書く本には2種類あってね、
「白新堂」と「黒新堂」があるんよね〜。
温かくて切ない純愛小説を書かはる「白新堂」と、
それはそれは読んでて怖くなる裏社会を生々しく書かはる「黒新堂」。
同じ作家さんが書いてるとは思えへんけど、両方とも新堂冬樹さんなんよね。
自身のブログ名も「白と黒」ってしたはるくらいやし、意識して書いてはるんよね。
で、私が昨日読み終えたのは、これ。
- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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いやぁ・・・怖かった・・・(TーT)
久々に顔を歪めながら読んだかも。いや、ほんまに怖いねんで、これ。(笑)
ストーリー自体も、それはそれは恐ろしいんやけど、この人の書かはる文章が、
凄い生々しくって、想像したら・・・というか、想像するのも怖いくらいな描写。
例えば・・・(食事中の人、ごめんな)
主人公の隣家の犬が殺されてたって場面ではね・・・
『血塗れの頭部。陥没した頭蓋骨から溢れる黄白色の塊。
そこここに飛び散った血と脳漿の上を舞う銀バエ』
てな感じ。(TーT)
そして、その隣家の主人が暴行を受けた場面ではね・・・
『瞼は無残に腫れ上がり、鼻は不自然に捻じ曲がり、唇は折れた歯でズタズタに裂け、
顔中血塗れだった。
膨張したざくろ色の瞼は、小さな唇のようにパックリと割れ、
傷口から黄白色の脂肪が食み出ていた』
みたいなさ・・・(TーT)
書いてる私もまた怖くなってきたし・・・
でもね、何度も何度もこんな描写が出てくる怖い本なんやけど、
どんどん読んでいけて止まらないんよねぇ。
新堂冬樹の本は、これまでだいたい読んできたと思うけど、
純愛小説も温かくて大好きやけど、このブラック新堂が書く本も
止められないのよね〜