下町本より・・・これ、知ってます??


これ、知ってますか??
見たこと、ある人もいますよね?


「ざるかぶり犬」です。

浅草の代表的な玩具として知られている、はりこ製の犬です。

犬は正直で魔を除き、主恩を忘れず、お産が軽くて成育が良いといわれ
平安時代から子供の守りとして、誕生祝いや幼児の成長を祈る縁起物
とされてきたそうな。

この犬の鼻に「こより」を通して寝ている幼児の部屋に吊るしておくと、
子供の鼻がつまらないというらしい。

一説には子供のむずがらないまじないで、「竹=ざる」に「犬」で
「笑」になるともいうとか。

鼻がつまらないおまじない・・・よりかは、
犬に「竹冠」で「笑いの絶えないような子に」の方が
いいなぁ、私は。

そうそう、「笑」という漢字、元々は竹冠に犬と書いたという
説があるとか。
その説によれば・・・
犬に竹ざるをかぶせると前がよく見えないためにずるずると
後ずさりして、その様が笑いを誘うのが語源であるらしい。

犬にざるをかぶせて「笑」とは、江戸っ子も洒落てますね。