11月28日 おじいちゃんの日


夕方花屋に行って、お花を買ってきた。
今日は、おじいちゃんの命日。11月28日。


花の名前は「アスター
http://hanaya87.com/library/flower/shelf/1

キク科の植物で、名前だけ聞くと洋風だなと思うけど、
原産地は中国の花らしい。

上のWEBサイトで調べたら、たぶん、「ハナパープル」って
種類じゃないかなぁ。

「ステラホワイト」っていう真っ白な種類も綺麗!
葉っぱが濃い緑色だから、花の色が映えるな〜


今日はおじいちゃんの命日やから、お仏壇はないけど、
玄関に飾った。

衛生兵として戦争へ行っていたおじいちゃん。
子供のころは、田舎に行くと、必ず戦争の話をしてたなぁ。
小さい時は、「またいつもの話か〜」って興味持てなかった
けど、今から思うと、もっと真剣に聞いてたら良かったなぁ

衛生兵として戦場で戦ったおじいちゃんは、
私には看護婦、弟には医者にならないかと、
時々言うてたなぁ。

痛そうなのを見るのが大嫌いな私と、
血を見るのが怖い弟やったから、二人とも考えることも
しなかった・・・(笑)

亡くなってからもう何年も経つけど、思い出は沢山あるなぁ。

一番最後に話した言葉、実は覚えてる。
これは、おじいちゃんが亡くなる前に入院してたとき。

自宅で療養してたけど、最後は尿が出なくなって、入院してた。

衛生兵として戦い、孫にも看護婦や医者を薦めてたおじいちゃん
やけど、なぜか、病院が嫌いやったみたいで、
婦長さんと喧嘩して「わしは帰るんや〜」って言ってたな(笑)

体がだいぶ弱ってきて、そんな強さもなくなってきてしまった頃。

休日に、父と二人でお見舞いに行った。

父が駐車場に車を停めてたから、私だけ一人で一足先に病室へ行った。

「おじいちゃん、来たよ〜」と声をかけたら、おじいちゃん、

「帰れ!もう帰れ!」って。

私は何が何だかわからなかったけど、凄く悲しくて涙が溢れた。

病室で付き添ってたおばあちゃんが言ってくれた。

「さやかが一人で運転して来たんやと思って、おじいちゃん心配して
 暗くなる前に帰れって言ってはるんやね」って。

それを聞いて、こんなにしんどいときに私のころ考えてくれてるん
やなぁって思ったな〜

「甘い水が欲しい」っておじいちゃんが言った。
これは、カルピスのこと。
それを売店に買いに行って、飲ませてあげて、夕方帰るとき、
おじいちゃんが、「わしも帰る」とボソッと言った。

「また来るからね〜」って声をかけて病室を出たけど、
それが、私がおじいちゃんを見た最後。

小さい頃は、めちゃんこ厳しくて怖い存在やったけど、
おじいちゃんも、そして私も歳をとって、いろんな話したな。

今日花を買って、飾って、このブログを書いてたら、
おじいちゃんを思いだしたな。

強い人、賢い人、努力する人、そんなイメージが強い。

おじいちゃんの血が私にも流れてるのに、
何で受け継がれてないんでしょうか・・・?!(笑)



一日病室でおじいちゃんに付き添ってるおばあちゃん